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『知識創造プリンシプルコンソーシアム』 発足の狙いと活動について

更新日:1月20日

1.はじめに

地球温暖化問題、複雑な国家関係、急速なデジタル社会への移行、日常化したパンデミックなど、社会の前提が大きく変わり、未来を予測することが困難な時代です。企業、公共機関、NPOといった組織のあり方のみならず、個人の生き方が問われています。20世紀を席巻した工業経済の経営原則(プリンシプル)のまま、21 世紀の創造経済を生き抜くことはほぼ不可能です。いま求められていることは、持続性革命を実現するためのイノベーション行動ではないでしょうか?

しかし言うは易く行うは難しです。そこで、人間を基盤に置いた経営への転換(経営の人間化)を目指し、“知識創造プリンシプル” の研究と普及、方法論開発と実践支援を目的とする一般社団法人知識創造プリンシプルコンソーシアムを設立する運びとなりました。志をともにする皆様とプリンシプルチェンジを目指したいと考えています。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


2. 知識創造プリンシプルとは

これまでのプリンシプルは主に工業化時代に築かれました。標準化や効率化、分析に基づく問題抽出と改善など、規模の経済を追求するうえでの命題はリスクの最小化だったからです。しかし、新興国の台頭や、斬新なサービス構想を掲げるデジタルプラットフォーマーの登場によって、モノ中心のビジネスモデルは通用しなくなっています。加えてサステナブルな経営モデルの確立も急務です。こうした経営環境下でのチャレンジは、当たり前の様に捉えて実践してきたプリンシプルからの脱却です。かつて全社を挙げて品質管理(TQC)に取り組んだように、知識創造の実践に私たちは全精力を傾ける時だと考えます。しかし、こうした組織変革に本気になって取り組んでいる日本の経営者、現場リーダーは少数派だと言わざるを得ない状態です。


世界を未来創造型へ・・・経済成長と効率性を中心に置いた社会、経営、教育、生き方のプリンシプル(原則)を入れ替え、社会的価値と創造性を中心に据える


知識創造プリンシプルを構成する6つのP

❖ Perspective「視点」 20 世紀とは異なるモノの見方

①「利己主義」から「利他主義」へ

②「短期(実績主義)」から「長期(ビジョンに基づく自律性)」へ

❖ Purpose「目的」 創造を駆動する相互主観性

③「計画と実行」から「目的と実践(試行錯誤)」へ

④「情報処理のための組織」から「知識創造のための組織」へ

❖ Passion「 共感」 人間の感情、共感、主観の復権

⑤「論理分析」から「共感と相互主観性」へ

⑥「他者のストーリー」から「自ら物語るナラティブ」へ

❖ Place「場」組織図でない人間の場から構成される組織

⑦「階層型組織」から「有機的な『場』の組織」へ

⑧「同質性」から「認知多様性」へ

❖ Prudence「賢慮」 実践的智慧とリーダーシップ

⑨「意思決定」から「実践的判断」へ

❖ Partnership 共創のための「協力」

⑩「自社中心」から「エコシステム主導」へ


3.『ダイナモ人を呼び起こせ』に込めた思い

2021年3月に『企業変革を牽引する新世代リーダー ダイナモ人を呼び起こせ』を日経BPより出版しました。ナレッジワーカーの条件とされる“主体性”と“協働性”が著しく失われているビジネスパーソンの姿と、知を引き出せないマネジメントを見て、イノベーション不全の企業経営に光を与えたいと考えたからです。ルールに従って効率化に励むだけの「優秀な人材」には、イノベーションも企業変革も起こせません。いま組織に必要なのは、「元気なヤツ」です。自らの意思で未来をつくる情熱とエネルギーを持つ人材をダイナモ(発電機)と呼びます。ダイナモは、利他的な目的を掲げ、できない理由よりもできる可能性に着目し、圧倒的熱量と行動力を伝播させながら、周囲を巻き込む新世代のリーダーです。彼らを活かすには、古いシステムや経営慣行を改め、一人ひとりの創造性を開放し駆動する“知識創造プリンシプル”へと経営の原則をシフトしなければなりません。


4.コンソーシアムの役割

知識創造プリンシプルコンソーシアムは、知識社会への適応が遅れ、閉そく感に苦しむ組織を支援するため2021年11月に設立されました。持続性革命、創造経済の時代に相応しい組織のあり方と個の生き方を創出、実現するために、個人、企業、公的機関、NPO、大学と協働し、叡智を結集して、社会全体が知識創造を核とするプリンシプルへとシフトするよう変革を推進します。世界中の識者、志を同じくする人々と連携してまいります。


1.知識創造プリンシプル(KCP)の研究、体系化と発信

2.企業経営へのKCPの展開

ダイナモ組織調査(アセスメント/ベンチマーキング)

ダイナモ革新支援(知識基盤構築支援/組織変革支援)

ダイナモ人材育成(ダイナモ人育成/ダイナモ経営塾)

グローバルなナレッジ・エコシステムとの相互交流

3.社会・地域課題へのKCPの展開

4.個の生き方・キャリアデザインへのKCPの活用

5.ダイナモコミュニティ(経営者・管理職・若者)の運営

6.グローバル展開

5. 活動計画:紺野登(KCPC理事/多摩大学大学院教授)監修に基づき、グローバルな連携のもと活動を推進


6. アドバイザー

知識創造プリンシプルフォーラムでのアドバイザーメッセージをご覧ください。https://vimeo.com/648832029



7. コンソーシアム参加のお誘い

①コンソーシアム発足に当たり、設立式を兼ねた経営者ミーティングを2月18日 (金)17時に予定しております。知識社会への適応力を高めるうえでの皆様の関心事や課題を共有頂きたく、ご出席いただければ幸いです(オンライン開催を予定)。

②ダイナモ組織アセスメント、アドバイザー複数名との対話、ダイナモ経営塾&ダイナモ人育成(3泊4日 or 全4回を予定)、カンファレンス(知識創造プリンシプルフォーラム)など、各種プログラムにご参加頂ける企業・団体を募集しております。

ご賛同頂ける経営の皆様、未来のダイナモ人の参加を心よりお待ち申し上げております。

【お問い合わせ】メール info@kc-principle.org (担当:荻原・仙石)




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